福島県で昔から愛される、「さいもち」をご存じでしょうか?
福島県内でも知らない人がおおく、食卓に出してももすぐになくなることから幻といわれています
いったい「さいもち」とはどのようなものなのでしょうか?
さいもちとは?
せい餅 さい餅 豆腐餅
— Hiroshi Ishii(石井洋) (@hirosuful) January 27, 2022
正式名称不明な福島の郷土料理 pic.twitter.com/rT5jJ5pHqr
福島県田村市に伝わる郷土料理で、すりつぶしたじゅうねん(えごま)と豆腐を餅に絡めて食べます
ほかにも「せいもち」や「せぇもぢ」など、福島県の訛りが強くでた呼び方もあります
福島県だけでなく、宮城県などでもたべられているようです
名前の由来
さいもちの「さい」は「細」からきていて、えごまを細かくしたタレをつけた餅とされ、この名前でよばれるようになりました
作り方
唐突にはじまる
— かんち (@kan0v0chi) January 6, 2022
さい餅づくり pic.twitter.com/A36kC3MzON
- えごまをから煎りし、すりつぶし粉状にする
煎りえごまを使うと簡単です - 砂糖、しょうゆ、酒、水切りした豆腐をくわえ、よくすり混ぜる
- 鍋にうつし、余分な水分を飛ばす
- お餅をからめて完成
作り方は家庭によって違うそうで、ピーナッツやくるみを使うところもあるそうです
くるみ餅や豆腐餅も福島県の郷土料理なんで、発症はおなじなのかもしれません
なぜ幻なのか
えごまは種皮のいろによって、白えごまと黒えごまの大きく2種類に分けられます
よく黒色のじゅうねん餅などは目にしますが、さいもちは白えごまを使った一見きなこ餅のような見た目です
一部の家庭でしか食べられてないことと、出しているお店が少ないことも幻とされる理由のようです
白えごま
えごまは黒と白の2種類あるのですが、その中でも粒が大きく皮が厚い白えごまは、収穫の時に2割ほど多く取れます
通常のえごまと効能などは変わらず、人間が生きていくうえで欠かせない「必須脂肪酸」が多く含まれているのが特徴です
最近だとオメガ3がとれるとエゴマ油が人気ですね
生でも食べれるけど、煎ったほうが香りと味のコクが出るよ
まとめ
「さいもち」はお正月に食べられることが多く、知っている人は少ないようですが、今でも愛されており食べる方が多いようです
各家庭によって味付け違うので、自分でおいしくアレンジしてつくってみるのもいいかもしれません
なかなかえごまが手に入らなくても、豆腐やピーナッツならすぐ作れそうです